雪が消えない… 酸ケ湯556センチ、最深更新

朝日新聞 2013年2月26日

 北海道や東北5県の13カ所で25日までに、積雪が過去最深を記録した。青森市の八甲田山系・酸ケ湯(すかゆ)の積雪は561センチで、気象庁が積雪観測中の全地点の過去最深を更新。降雪量は平年程度だが、気温が上がらないのが原因で、雪害が深刻な地域も出てきている。

 標高890メートルにある酸ケ湯。温泉旅館には、豪雪のニュースを見た観光客の姿も。旅館は除雪を1日3回から5回に増やし、朝4時から夜9時までブルドーザーで、道路や駐車場の雪を運び出す。それでも、朝になると、積雪がひざの高さを超えているという。

 一方、人口が集中し、この日、今冬最深の142センチを記録した青森市中心部では、空き地など約40カ所の雪捨て場がすでに満杯に。幹線道路の除雪に予算約9億8500万円を上回る13億6千万円を費やし、約6億円の補正予算案を提案している。

県内3大学入試 大雪の影響も 青森

東奥日報 2013年2月25日

2013年度の国公立大入試の前期日程2次試験が25日、県内でも弘前大、青森公立大、県立保健大で行われた。

大雪による交通障害の影響で、弘前大と青森公立大が試験時間を繰り下げて実施。

弘前大で9人、県立保健大では1人が試験開始に間に合わず、時間をずらして別室で試験を受けた。

26日には弘前大医学部医学科が面接試験を行い、県立保健大が3月5日、弘前大が同6日、青森公立大が同7日に前期の合格発表を行う。

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