国立感染症研究所は1日、全国約5千の医療機関から1月21~27日に報告されたインフルエンザ患者数が1医療機関当たり36・44人となり、警報レベルの目安となる30人を超えたと発表した。
この1週間で全国の医療機関を受診した患者数の推計は約214万人。1医療機関当たりの患者数は、新潟(53・81人)が最も多くなっており、次いで千葉(53・22人)▽長崎(50・91人)▽埼玉(49・53人)▽愛知(46・65人)▽福岡(45・74人)-の順。すべての都道府県で、前週の報告数よりも増加した。
インフルエンザは例年1~2月が流行のピーク。検出されたウイルスは昨シーズン同様、A香港型が多くなっているという。