【カイロ共同】サウジアラビアからの報道によると、同国保健省は26日、新型肺炎(SARS)を引き起こすウイルスと同じ仲間であるコロナウイルスの新種「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」に感染した81歳の女性が死亡したと発表した。
東部州アフサーの患者で、ウイルス感染によるサウジでの死者は18人になった。
感染者はサウジなど中東で多く確認され、世界保健機関(WHO)が「人から人への感染」の可能性があるとして本格的な流行を警戒している。
新種ウイルスは中東呼吸器症候群 WHOが命名
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は24日までに、新型肺炎(SARS)を引き起こすウイルスと同じ仲間であるコロナウイルスの新種に関して「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」の名称を使用すると決定した。
ウイルスの分類に関する国際委員会が命名した。感染者の多くがサウジアラビアなど中東で確認されている。