佐渡市は1日、同市栗野江の養護老人ホーム「待鶴荘」に入所する90代女性が、ノロウイルスによる感染性腸炎で死亡したと発表した。同ホームではこの他、12月27日から1日までに、70代から90代の入所者10人が、下痢や嘔吐などの症状があり、他の入居者と隔離するなど対応している。10人はいずれも快方に向かっている。
同ホームによると、死亡した女性入居者は28日朝に嘔吐などの症状が出た。31日午前1時に息が苦しくなるなど容体が急変し、市内の病院へ緊急搬送されたが、1日午前3時9分に死亡した。
同ホームは「食事ではなく、接触による感染の疑いが高いので、手袋やマスクの消毒を徹底していきたい」としている。
現在、同ホームには、60~100歳代の95人が入居している。