経済産業省は12日、開発中の介護用ロボットや機器を省内で報道陣に公開した。会場を訪れた茂木敏充経産相は「成長戦略は健康長寿が柱だ。国内で普及させ、高齢化が進む他の国への輸出も考えたい」と述べた。
認知症の人を見守るために開発中で、男の子の形をしたロボットは、高齢者とおしゃべりしたり、センサーと連動して動きを確認したりする。このほか介護が必要な人をベッドから移動させる際、介護者の負担を軽くするために着用するスーツなどが展示された。
経産省は、高齢化の進行で要介護者が急増する中、介護従事者の負担軽減などにロボットの活用が求められていると説明した。