腸管出血性大腸菌、保育所で集団感染続出- 厚労省が自治体に注意喚起 今日の医療ニュース

腸管出血性大腸菌、保育所で集団感染続出- 厚労省が自治体に注意喚起

保育施設でO157などの腸管出血性大腸菌感染症の集団発生が相次いでいることから、厚生労働省が都道府県などの保育担当者に、注意を促す通知を出していたことが27日までに分かった。同省によると、6月以降、保育所での集団発生が少なくとも10件発生。21日付で出した通知で、感染防止の注意点を記載し、保育所の管理者や職員に対して手洗いの励行や調理器具を清潔に保つことなどを周知するよう求めた。

熱中症で搬送 過去最悪ペースに

この夏、熱中症で病院に運ばれた人は、全国で合わせて5万3000人余りと去年の同じ時期より30%余り増え、過去最悪のペースとなっていることが総務省消防庁のまとめで分かりました。
総務省消防庁によりますと、集計を始めた5月末から25日までのおよそ3か月の間に熱中症で病院に運ばれた人は、全国で5万3739人に上りました。
先月から今月にかけて各地で猛暑日になったことなどから、搬送された人の数は去年の同じ時期より36%増え、現在の方法で統計を取り始めた平成22年以降、最悪のペースとなっています。
搬送された人を都道府県別にみると、東京都が4103人で最も多く、次いで愛知県が3861人、大阪府が3797人などとなっています。
年齢別では、65歳以上の高齢者が2万5726人、率にして48%で最も多くなった一方で、18歳未満の少年や乳幼児、新生児が合わせて13%と若年層も多くなっています。
また、今月21日に東京・新宿区のアパートの部屋で、1人暮らしの46歳の男性が倒れているのが見つかり死亡が確認されるなど、これまでに熱中症の症状で病院に運ばれた人のうち少なくとも87人が死亡し、3週間以上の入院が必要な重症の人も1447人に上っています。
総務省消防庁は、室内にいても水分をこまめにとったうえで室温が28度を超えないよう、エアコンや扇風機を使って熱中症の予防に努めてほしいと呼びかけています。

IDWR: 感染症の話

 1982 年に米国でハンバーガーを原因とする出血性大腸炎が集団発生した事例において、大腸菌O157 が下痢の原因菌として分離された。その後北米、欧州、オーストラリアなどでも集団発生が相次いで発生している。我が国では、1990 年埼玉県浦和市の幼稚園における井戸水を原因としたO157 集団発生事件で、園児2 名が死亡して注目された。その後、1996 年に入り爆発的な患者数の増加をみた。この年の5月岡山県に始まった集団発生から、7月には大阪府堺市での患者5,591名に上る集団発生事件へと進展、その主な原因は給食あるいは仕出し弁当であった。1997年以降、集団事例の報告数は減ったものの、散発事例における患者数はほぼ横ばい状態で年間千数百人の患者が発生している。
また、現在の複雑な流通事情を反映して、同一汚染食品が広範囲に流通した結果、一見散発事例と思われる同時多発的な集団事例(diffuse outbreak)が発生しており、1998年には北海道産のイクラを原因食品として7 都府県で患者49 名が発生した事例が報告されている。さらに、2001年には輸入牛肉を原材料とした「牛タタキ」を汚染源とし、7都県で240名の患者が発生する事例も報告された。一方、本症では家族内発生と二次感染が多いことも特徴である。発生時期は、夏季に多いが冬季にもみられる。

熱中症で搬送 過去最悪ペースに

この夏、熱中症で病院に運ばれた人は、全国で合わせて5万3000人余りと去年の同じ時期より30%余り増え、過去最悪のペースとなっていることが総務省消防庁のまとめで分かりました。

総務省消防庁によりますと、集計を始めた5月末から25日までのおよそ3か月の間に熱中症で病院に運ばれた人は、全国で5万3739人に上りました。

膵臓がん早期発見の血液検査開発 国立がんセンター (医療・健康

発見が難しく、毎年3万人近くが亡くなる膵臓(すいぞう)がんを血液検査で早期のうちに見つける方法を国立がん研究センターなどが開発した。血液中の特定のたんぱく質が減少しているかどうかを調べ、早期でも9割以上の精度で発見できるという。

熱中症 この夏全国で338人死亡 NHKニュース

この夏、熱中症とみられる症状で亡くなった人は、全国で少なくとも338人に上り、4人に3人が60代以上だったことがNHKのまとめで分かりました。

NHKが各地の消防のほか、警察などに取材してまとめたところ、ことし5月末から25日までに熱中症や熱中症とみられる症状で亡くなった人は、全国で少なくとも338人に上っています。
このうち60代以上が合わせて263人で、全体の78%に上りました。

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