HIV感染の新生児完治 ウイルス消滅と米紙、世界初か

2013/03/04 14:53 【共同通信】

baby03 【ニューヨーク共同】母親からエイズウイルス(HIV)に感染した生後30時間の新生児に治療薬を集中投与したところ、HIVが消滅したと米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が3日報じた。世界初の例という。

 ジョンズ・ホプキンス大のデボラ・パーサード准教授らが明らかにした。国連の調査では2011年に世界で推計33万人の赤ん坊が新たにHIVに感染した。今回の症例が科学的に検証、確認されれば、世界的に推奨されるのは確実だ。

 HIVが消えたとされる新生児は10年秋、米南部ミシシッピ州で出生。名前や性別は明らかにされていない。分娩時ではなく妊娠中に子宮内で感染したとみられるという。

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