痛みを感じるため必要な遺伝子を発見

私たちは、痛みを感じたり、
熱いものを触ったときなど、
とっさ手を引っ込め、自分の身を防護しようとします。

 

「痛み」を感じる感覚は人間にとって大切な能力で、
痛みを感じることができないと怪我や腹痛など
体の異常に気づくことができず、
生死にかかわる危険性もあります。

 

遺伝的な原因によって「痛み」を生まれつき
感じることができない先天性無痛症という病気があります。

 

英国では、およそ100万人に1人の割合で
痛みを感じることができない人が生まれてきています。

 

ケンブリッジ大学やウィーン大学の研究グループは、
先天性無痛症の11家族の人の遺伝情報を使って、
この病気の原因となっている遺伝子を探索しました。

 

その結果、先天性無痛症の人では
PRDM12と名づけられた1つの遺伝子の10箇所で
変異が生じていることが明確になりました。

 

次に、カエルの細胞を用いてこの遺伝子の機能を調べたところ、
この遺伝子は痛みのシグナルを受けとる組織で働いており、
この遺伝子が正常に働かなくなると神経細胞の発達に
問題が生じることが明らかとなりました。

 

●新しい鎮痛剤の開発に期待

このPRDM12遺伝子は痛みを感じるために必須な遺伝子としては5番目に明らかにされた遺伝子です。

 

これまでに、痛みの受容に関わる遺伝子の発見により鎮痛剤の開発に発展した例もあります。

 


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このため、今回の研究は、先天性無痛症の治療だけでなく、
新たな鎮痛薬の開発につながるものと期待されています。

 
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引用:痛みを感じるために必要な遺伝子を発見
 



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