厚労相、春にもマダニ野外調査 媒介感染症で

2013/02/15 11:42 【共同通信】

 田村憲久厚生労働相は15日の閣議後の記者会見で、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)について、マダニが野外に現れる春以降にウイルスの保有状況の調査を開始する意向を示した。

 マダニは通常、春から秋にかけて青森以南の山野に広く分布する。田村厚労相はマダニのいない冬場での調査は難しいとの認識を示した上で「時期になったら早急に調査をかけていくことになるだろう」と述べた。

 国内では15日までに、SFTSによる3人の死亡が確認されている。

重症熱性血小板減少症候群

wikipedia より

重症熱性血小板減少症候群 (severe fever with thrombocytopenia syndrome, SFTS) とは、新種のウイルス「SFTSウイルス(SFTSV)」 による感染症、病気である。

概要
SFTSは主に野山に生息するマダニの一種にかまれることでSFTSウイルス(SFTSV)に感染し発症するとみられている。致死率は12%程度と推定される。潜伏期間は6日~14日程度とされる。

SFTSVへの感染は2009年ごろに中国で報告され、2012年秋には日本で初の報告がされた。

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