小林製薬、紅麹成分含む健康食品の自主回収と使用中止の呼びかけ


小林製薬 「紅麹」の成分含む健康食品を自主回収 摂取した人が腎臓の病気など発症 | NHK | 医療・健康
 

  • 大阪市に本社を置く小林製薬は、紅麹の成分を含む健康食品の摂取により腎臓病を発症したとの報告を受け、該当する3つの健康食品「紅麹コレステヘルプ」「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」「ナイシヘルプ+コレステロール」の自主回収を実施し、使用停止を呼びかけている。
  • これらの健康食品はコレステロールや血圧を下げる効果があるとされており、「紅麹コレステヘルプ」の使用者からは腎臓病などの症状報告があり、13人が体調不良を訴え、6人が一時的に入院が必要となり、中には人工透析が必要になったケースもあった。
  • 小林製薬は原因究明のための分析を行い、想定外の成分が含まれている可能性を発見。紅麹から検出されたシトリニンという毒素は認められなかったものの、他の未知の成分による影響を調査中。
  • 腎疾患の発症者は40代から70代の男女で、むくみやけん怠感、尿の色の濃さなどの症状を訴えており、その原因として製品が関係している可能性が指摘されている。
  • 小林製薬は記者会見で製品の自主回収を発表し、影響を受けた消費者に謝罪。品質管理体制の見直しと再発防止策の実施を約束した。
  • 紅麹はコレステロールを下げる作用があるものの、カビ毒であるシトリニンを含む可能性があり、EUではその基準値を設定している。今回、小林製薬はシトリニンは検出されなかったものの、他の未知の成分の可能性を追究している。

 
 

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