日本花粉学会花粉情報等標準化新基準について

 

日本花粉学会「花粉情報等標準化委員会」が2024年からの花粉情報の新基準を発表しました。
新基準では、スギ・ヒノキ花粉の飛散開始日について、週末や祝祭日によって数日(N日)の合計値の平均が1個以上になった場合も初日を飛散開始日とすることが決定されました。
また、花粉数(1平方cmあたり)のランクについて、100個以上の極めて多いというランクを新設し、これに伴ってこれまでの非常に多いというランクを「50 個以上から100個未満」に改訂しました。
 
2024年からの花粉情報の新基準は以下の通りです
 

  • スギ・ヒノキ花粉の飛散開始日について
  •  ・新基準:「飛散開始日、初観測日について」
     ・日連続で1平方cmあたり1個以上になった初日を飛散開始日とする。
     ・週末や祝祭日によって数日(N日)の合計値の平均が1個以上になった場合も初日を飛散開始日とする。
     ・初観測日についても同様に、1月1日以降初めて花粉が観測された日を初観測日とする。
     ・週末や祝祭日によって数日(N日)の合計値がゼロではなく、N日の平均値が1個未満になった場合も初日を初観測日とする。

  • 飛散終了日について
  •  ・新基準:スギ・ヒノキの終了時期に、3日間花粉数がゼロだった場合最後に花粉が観測された日を「飛散終了日」とするが、その後2日連続で花粉が観測された場合はその最後の日を「飛散終了日」とする。

  • 花粉数(1平方cmあたり)のランクについて
  •  ・新基準:少ない:10個未満、やや多い:10個~30個未満、多い:30個~50個未満、非常に多い:50個~100個未満、極めて多い:100個以上

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